その瞬間(とき)を抱きしめたい

2007年7月21日・22日
さいたま芸術劇場 小ホール

内容

1985年8月12日、521名の犠牲者を出した
日本史上最大の飛行機事故
御巣鷹山での日航機事故をテーマにしたオリジナル作品
劇団主宰であり、作者の鷹青は、
直接ご遺族の方々と会い、
凄まじい現実と今もって解明されていない真相を聞く。
上演にかかわった者は、少しでもご遺族の気持ちに近づきたく
慰霊の為御巣鷹山へ登った。

まだ明かされていない真実を追い求めること、
そしてこの事実を風化させてはいけない。
誰かがつたえ続けていかなくてはならないという
思いを込めて公演を行う。

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真夏のある日、羽田発大阪行き来都航空671便は524名を乗せて飛び立った。 そこにはお笑いスターを目指す孤児の鉄もいた。 大阪の最終オーディションにいく予定の飛行機に寝坊で乗り遅れたものの、 兄貴と慕う拳(けん)の努力もあり、なんとか乗れた便だった。 鉄は小学生の慎と隣り合わせになる。 慎は甲子園に一人で応援にいくという、二人が打ちとけ始めたころ機内後部で不思議な音がはじけた・・・