パンフレットより
ご挨拶
祖国のため愛する人のため、我が身を兵器にして敵艦に突っ込んだ特攻兵たちの遺書なる手記を本人に成り代り読み綴りました。
ご来場、また応援、協力してくださった沢山の方々に深く感謝しております。
今回は戦後の節目ということもあり、TVや各新聞等でもこの舞台が報じられたこともあり、公演前後の反響はこちらが思っていた以上のものがありました。
開演前はロビーに長蛇の列、緞帳が閉まっても鳴りやまない拍手。
公演後のいまでも、皆様からメッセージが届き、その一言一言にあの特攻隊員の手記が、多くの方の心に少しでも何か残すことができたのかな、と感慨深い気持ちで一杯です。
あるお客様から"この作品を観終わって改めて思いました。靖国の例大祭の日にたまたまこの舞台が決まったのは偶然ではなく、逆に彼らの方から真実の声を届けるよう生命座に会いに来てくれたんですよ"との言葉に我が主宰は涙しておりました。
これからの日本を形作っていく私たちが、自分の出来ることから行動を起こし、"平和な時代"に向かい辛抱強く声をあげ続けていくことこそが大切だと思います