太陽が落ちてきたーすずなりの逸声

 ―この作品を上演するにあたって―

原爆投下の瞬間
各人が、同じ心境になったであろう瞬間

・・太陽が・・落ちてきた・・・!

その内なる声は、すずなりのように沸き起こり、広島を駆け巡ったのではないか

2017
科学(サイエンス)は一体どこに向かっているのか
我々人間は何処に向かっていこうとしているのか
それを考えると、鳥肌がたつほどゾッとするのは私だけだろうか
科学の進歩はすでに戦争への応用が進められつつある
もし科学の粋を集めたAI(人工知能)が軍事目的に使われたら
もし各国の最高指導者が、分配の基軸を間違えたら

人間は過ちを犯しても、教訓になるためにはどれだけの犠牲が必要なのだろうか

科学の粋を極めるなら、戦争の体験をそのまま未体験の人の脳にコピペしたらどうだろう
もう戦争などやろうとする人がこの世からいなくなるのではないか
大きな過ちは、もしかしたらいきなりではなく
いつの間にか、そうなってしまっていた、という無意識の方にあるのではないか


パンドラの箱のように、人間に残された希望を信じるなら
生まれながらに命を思う無意識を信じたい
                  脚本・演出 鷹青 由加子


     <特記>   
   昭和20年(1945)年8月6日、月曜日
その深夜零時25分に出された空襲警報が午前2時10分に解除される。
そして再び午前7時9分に警戒警報のサイレンが鳴るも、午前7時31分に解除される。
そして午前8時15分
人類史上初の原子爆弾が広島に投下される
投下から43秒後、地上約600m上空で閃光を放ち炸裂、その火球は太陽が落ちてきたようだと言われている。
 ※当時の広島市の人口は45~50万人。
この原爆で直接亡くなった方はおよそ14万人、重傷者はおよそ16万人、内部被曝をうけた人は数えきれない。
建物は7万6千戸のうち、70% が全焼もしくは半壊、地獄のような被害であった。


キャスト
桂木辰郎(少年) 新広裕紀

桂木澄江(母)  久冨加代子
桂木栄吉(父)  みすき康人
桂木民子(姉)  加藤 瞳

放射能研究所の科学者
真壁 陽     松原利晃

被験者
桂木辰郎(成人) 菊地 宏
杉山幸代     伊藤雅美江
河辺朝美     戸松雪乃
塩田勝也     松原 幹
三島香苗     上村麻貴
サム(人口知能) 在原貴生

節子       鷹青由加子
孝/軍医     岩崎正芳
信原       里河田英由
三郎       芝田達哉
清美       田中伶奈
サト    22日 大崎幸子
      23日 伊波瑠奈
横井       五十幡竜生
梅子       谷 啓子
虎二       佐藤弘幸
美代子      朝長ゆきの
美代子の母/トモ 長谷川待子
チヨ       長倉由依
ユキ       篠原 愛
サキ       伊波瑠奈
被爆者(大人)  関根晃志
         菊池真美子
         TAKEHIRO
         池田有希
被爆者(子供)  金子瑠那
         MASATO
         熊谷瑠依華